犬の体調に合わせた手作り食への移行
手作り食は手間がかかりますが、犬の体調に合わせた食材を使えるのが魅力です。
ドックフードでは、よく水を飲む犬の場合は問題ありませんが、あまり、水を飲まない犬の場合は水分が不足しがちになります。
手作り食なら、食材自体に水分があるので、自然にその分をカバーできるのです。
手作り食の食材
お肉ばかり、野菜ばかりなどの栄養の偏りがないようにしましょう。ただし、細かく分量を計算する必要はありませんが、下記の食材をまんべんなく与えましょう。
また、毎日、同じメニューでは犬も飽きてしまいます。バラエティに富んだ食事を心がけましょう。
1度の食事で、それぞれのグループから1品など入れて食事を作るのが理想ですが、1日の食事で各グループから1点と考えてもいいです。
穀物類(炭水化物)
米(玄米がよい)、麺類、雑穀、さつまいも、など。
肉類
鶏・牛・豚のほか、各種の魚や乳製品、卵など。
野菜類
ニンジン、かぼちゃなどの緑黄食野菜と、大豆や大豆製品、きのこ類、海草など。
その他
油を使うときはオリーブオイルなどの植物性のものをあげましょう。オリーブオイルは人間の体にもよいものです。また、削り節、煮干などを香り付けにしてくわえると食いつきがよくなります。
ドックフードから手作り食へ移行
ドックフードから手作り食への切り替えは、すぐに行っても大丈夫です。
胃腸が手作り食になれずに、一時的に下痢になる場合もありますが、すぐに回復します。
下痢が気になる場合や、ドックフードのほうが、よく食べる場合は、一ヶ月ほどかけて、少しずつ手作り食の割合を増やし行きます。
オヤツ代わりに野菜を与えていくと、スムーズに移行できます。